便秘、虚弱体質が治って (PQさん)

 基礎科前期 レポート

                    2016929

 50歳を超え、自分のこれからの人生、性格や生活習慣など大きく変わることはないと思っていました。良くも悪くも今まで生きてきたものを土台に、残りの人生を積んでいくのだろう、と漠然と思っていました。しかし、この4月から、わずか半年で自分自身に起こった変化といったら、普通ならあり得ない、劇的なものでした。このことについて、これから述べさせていただきたいと思います。

1、今までの食生活、生活全般

 もともと私は人並み以上の体力があるわけでもなく、かといって大病をしたこともない、よく風邪をひき、いったんかかると治りにくい、そんな体質でした。
もって生まれた体質だから仕方がない、とどこかであきらめ、特に健康に気をつけて何かをする、という努力もあまりしてきませんでした。
若い頃から、腸は弱く、便秘と下痢を繰り返していました。
40代を過ぎたあたりから、腰痛や肩こり、頭痛、冷え症、頻尿、貧血(子宮筋腫が原因と診断)、花粉症などがひどくなってきました。
加えて、離婚によって精神的にも大きくダメージを受け、うつ状態になってしまいました。離婚前は、ストレスから、夕食前の空腹時、むさぼるように甘いもの
(クッキー、ケーキ、チョコレートなど)を食べていました。
病院で受けた血液検査の結果「糖尿病の
2歩手前」と言われてからは、間食をやめました。しかし、「食事の中でならば…」と自分を納得させて、朝食、昼食にケーキや菓子パンなど思い切り食べていました。

そんな生活ですから、頭痛、花粉症などがどんどんひどくなり、精神的にも「どうせ自分は何をやってもダメなんだ」と悲観的、無気力になっていました。そんな時、本屋で立ち読みした自然食スイーツの本の間にはさまっていた「食養」についての本の紹介が、目に留まりました。それから、「マクロビオティック」というものがあることを知り、とても魅かれるものを感じて、図書館で何冊も料理本などを借りて読んでいました。
そんな中で、病気を治すことに主眼をおき、マクロビの欠点についてもハッキリ書いてある本に出会いました。それが、岡田恭子先生著の「らくらくマクロビオティック教室」でした。すぐに、先生の
HPを拝見し、すがる思いで、「この講座を受講してみよう」と思うに至りました。
しかし当時の私は、家にばかりこもっていたので、体力もなく、予定を入れてもキャンセルしてばかりで、人と接する機会も限られていたので、うまくなじめるだろうか?など不安だらけでした。でも「月
2回ならなんとか」と思って4月から受講することにしました。

2、受講後の変化

(1)体の変化

 冒頭で「劇的な変化」と書きましたが、目に見えて改善されたのは腸です。先生のご指導の下、最初の2週間は、玄米ご飯とけんちん汁のみを実行しました。
すると、
23日に1回だった便りが、何はともあれ毎日来るようになりました。しばらくは量も少なく、コロコロ状でした。ところが、6週間を過ぎたあたりから、毎日バナナ状に変わってきました。最初は一時的なものかと思っていましたが、今に至るまでずっとバナナ状です。しかも4か月過ぎたくらいから、たまに玄米粥などにすると次の日は確実に、(バナナどころか)すりこぎのような立派な(!!)便りが来るようになりました。これは私の人生で未だかつてなかったことです!! また、朝、昼に便りが来なくてあきらめていると、寝る直前(風呂上り)に来たこともあり、これも今までではあり得なかったことです。大げさでなく、毎日便りが来るたびに「ああ、今日も(出てきてくれて)ありがとう~!」と感謝しています。今まで、たくさん食べればそれだけの量の便りが来るもの、と思い込んでいましたが、食べすぎるとかえって少なくなったり、夜になってやっと来たり、などということを経験しました。むしろ、お粥などや腹八分目にして、良く噛んで食べると、次の日に確実に効果が出ることを知りました。

恭子注:内臓の画期的大改革がわかるのは、「大きい便り」です。

今まで、便秘がちだった方が、
毎日、バナナ状がでるということは、すごい!ことなのです。
単に、便秘が治った、という目に見えることだけではないのです。
内臓が革命を起こしているのです。
今までの、虚弱だった健康状態を変えようとしている証拠なのです。
おめでとうございます!

 快腸になったおかげで、慢性化していた痔も気づいたらおさまっていました。
また、長年悩んできた腰痛や肩こり、頭痛も殆ど解消されてきました。
離婚の前後は、何かストレスがかかると、左肩から首にかけて、さらに左下の頭が痛くなり、強い薬を飲んでも効かなくなっていて、ひどくなると数日寝込んだりしていました。
今はもうそのようなことはありません。

 その他、肌のくすみが取れてきた、頻尿が解消された、午前中に大量に出ていた鼻水が(今は)おさまっている、朝早く目が覚め(5時前後)、すっきり起きられるようになった、大股で速く歩けるようになった、などなど。今年の夏、驚いたのは、蚊や虫に殆どさされなかったことです。今までは、まわりに人がいても、私だけ食われることがしばしばでした。しかし今年は殆どそんなこともなく、快適な夏でした!

 体の変化で、もう一つふれたいのが「好転反応」についてです。
マクロビオティックを始めてある程度の時期になると、体の排毒が進んでいろいろな症状が出ることがある、と本で読んである程度のことは知っていました。講座でも、先生は度々ふれられ、人によってその時期、症状は様々であるが、「好転反応」というものはあり、それでマクロビをやめてしまう人も多い、もしそういった症状が出たら、相談して下さい、とおっしゃっていました。正直私は、そんなものがあるのか、あるいは、体がきれいになっていく過程でつらい症状など出たらいやだな、と思っていました。ところが、ちょうど
3週間過ぎた頃、突然めまいにおそわれました。最初は横になればすぐ治ると思い、休んでいましたが、寝ていてもグルグル目が回りだし、こんなこと生まれて初めてだったので、少々パニックになりました。これ以上ひどくなったら電話もできなくなると思い、救急の電話相談にかけ、どうすべきか聞いたところ、「もっとひどくなったら車にも乗れなくなるから、今日中にとにかく病院に行ってみてください」と言われたので、タクシーで休日診療しているところへ飛び込みました。病院では、特に異常はなく、子宮筋腫からくる貧血か?くらいの診断で、鉄剤を出してくれました。医師に診てもらったことと、その晩、岡田先生より心配してお電話をいただき(メールも打てなくなると思い、救急電話の後にSOSメールを送っていたのです)、先生のお声を聞いていたら、気持ちが落ち着き、その晩にはもうすっかり治っていました。先生は、3週間目なので、たぶん好転反応ではないか、とおっしゃっていました。

その後はうそのように治って、めまいはその後一度もありません。

 もう一つは、81か月間、両足がパンパンにむくみ、恥ずかしくてスカートも履けないくらいになったことです。これについては、「好転反応」なのかどうかは私にはわかりませんが、今にしてみればとても不思議な()体験でした。8月は、短期集中で資格を取るための講座を取っていて、1日中、冷蔵庫のように冷房のきいた部屋にいました。もちろん、サンダルなどは履かず、靴下を履いて、長袖のはおるものやスカーフ持参、飲み物は三年番茶や梅生番茶、お昼は玄米のおにぎり二つ、としっかり備えていました。ですが、この1か月は、本当に不思議で、午後になると足がむくみ、夕方には自分の足とは思えないくらいになり、階段の上り下りも足首のむくみのせいで、しんどくなる程でした。体重もこの時期だけ、2~3kg増えました。いつも履いている靴も伸びてしまったくらいです。しかし、その時の私はなぜかとても冷静でした。「冷房のせいもあるだろうし、これもまた好転反応なのでは?放っておけば、いずれ治るのでは…」と思って、様子をみていました。すると、集中講座が終わり、9月になると、うそのように治ってしまい、体重も7月末くらいに戻っていました。

 このように、今までと違った反応が体に出ることもあり、それに対して敏感に察知し、ある程度は対応できるようになってきました。

(2)心の変化

 自分でも驚いているのがメンタル面です。前述したように、すっかり自分に自信をなくし、無気力になっていました。人目が気になり、外に出ていく自信がなく、何か始めなくては、と気持ちばかり焦って何も手につかない日々が続いていました。そんな時、岡田先生の講座を受講し、食生活全般を変える、改めることで、体が変わってきただけでなく、心も変わってきました。
快腸になると、何だか毎日が楽しく、軽やかになってきました。月
2回、休まず受講することで、「続けて何かをすることができる」という自信が出てきました。
人と接することやありのままの自分を出すことに恐れがありましたが、先生の講座では、何もそんなことを気にしなくていい、という雰囲気があり、他の受講生の方々も真面目で真剣なので、とても励まされ、刺激を受けました。そして、ようやく「やる気」が出てきて、夏には短期集中の資格を取る講座に通って、働く準備を始めることができるようになりました。

 岡田先生が講座で度々おっしゃることの一つに「感謝せよ」があります。感謝しなさい、それも心から、すると、健康になり、運命も健康に変わる、と。日々の生活で、このことに気をつけるようになりました。
大きい便りが来て、感謝
!!
今日も玄米が美味しい、感謝
!!
疲れてバタッと寝られる、朝スッキリ起きられる、ああ感謝
!!・・・などなど。

(3)食生活などの変化

 では、実際に受講後はどのように食生活などが変わってきたか、ふれたいと思います。

12食・・・最初は「とても無理! 体力のない私が朝を抜くなんて!」と思っていました。
岡田先生は「それは思い込み。疑いつつ、試してみる、これですよ。」とおっしゃり、
毎朝、
(疑いつつ)梅生番茶だけにしてみました。すると、かえって体が軽く、快腸になり、朝を食べない方が調子良くなりました。

・玄米菜食・・・昼と夜は玄米ごはん、みそ汁、菜食のおかずが基本。野菜は、生野菜ではなく、大根や人参、レンコン、ゴボウ、キャベツ、小松菜、かぼちゃなど体を温めるものを中心に。その他、ワカメやひじき、車麩、大豆製品、胡麻、蒟蒻など。
玄米には、小豆やハト麦、餅きび、黒豆、雑穀ミックスなどを加えて変化をつけたりしました。
肉や魚、乳製品、卵は極力避け、外食などで食べる機会がある時は、よけて残すのは「ものを大切にする」教えに反すると思い、美味しく、感謝していただきました。パンやパスタは自然と食べる機会が減りました
(パンを食べると甘いものが欲しくなるので)。白いものより、色のついた自然のものを努めて食べるようになりました(白米より玄米、薄力粉より全粒粉、うどんより蕎麦、など)

・甘いもの(砂糖)、果物は避ける・・・私にとって、甘いものを断つ、ということはとてもハードルの高いことです。でも、これから述べるいくつかの「失敗」から、これはもう摂らない方がいい、と体の方が教えてくれました。
一つ目は、食生活を変えて
5週間すぎの頃、カシスのムースを食べた翌日の午前中、鼻水が止まらなくなったことです。人前では鼻をかめないくらいの鼻水が出てきて、トイレに飛び込みました。こんなことは、花粉症の時期でもなかったことです。
2つ目は、暑い日に飲んだ抹茶ラテ。温かい紅茶を選ぶべきだったのに、生クリームののった、氷入りのものを一気飲みしてしまい、翌々日、下痢をし、明け方に吐き気におそわれ、左首筋の痛みと頭痛で目が覚めました。
その日
1日は、食べる全体量を減らし、良く噛んで食べたら、回復しました。
3つ目は、ごく最近のこと、チョコチップのたっぷり入ったスコーン。これもとても暑い日だったので、熱中症気味だったのかもしれませんが、食べた翌日、またまた左首筋痛と頭痛におそわれ、食欲もなくなり、夕食は、梅生番茶とタマネギの味噌汁のみにして寝ました。すると、翌日には回復しましたが、大きい便りはごく少なかったです。

 その他、果物(スイカ、モモ等)を食べるともうその日にすぐ蚊に刺されました。

 このように、原因を(ほぼ)特定できるのは、毎日食べたもの、出たもの(大小の便り)の記録をずっとつけているからです。そのおかげで、これが原因でこうなった、など大体わかるようになりました。

恭子注:素晴らしい学びをしてくれました。
どんな理屈を言われても、自分の身体で、悪いものは悪い、と教えてもらわなければ、私たちは理解できません。
また、記録を取るというものも、自覚できるというために必要なことです。

・調味料について・・・甘いものを摂らなくなったので、料理に全く砂糖(てんさい糖なども)を使わなくなり、みりんも殆ど使いません。そのかわり、甘いものに飢えている時は、小豆カボチャを一人でガッツリ食べたり、立て塩で甘味を引き出したサツマイモ、リンゴなどを煮て食べるようになりました。暑い時期、みそ汁が飲みたくない時は、みそを野菜につけたりして摂るようにしていました。全体的に、味付けも調理法もシンプルになってきて、たまに市販の「○○の素」など使うと、やたら甘く感じるようになりました(原材料を見ると、たいてい砂糖が含まれています!! )

・運動について・・・今までは、少し家事をハードにするだけで、肩こり、頭痛が出てしまい、寝込むことさえありましたが、今はそのようなことはなくなり、シャキシャキと動けるようになりました。散歩することも人目を気にしてできなかったのですが、朝早く起きて、45分くらい歩いたり、エスカレーターではなく階段を上る、バスを使わず歩く、など苦にならなくなりました。

3、終わりに~これからの課題

 わずか半年でこんなに健康に、前向きになり、生活も生き生きとしてきたことは、ほんとうに驚きです。ですが、今まで自分が積み上げてきた悪しき生活習慣や持って生まれた体質はたかだか半年で完全に変わるはずもない、というのも現実です。
先ほど述べたように、甘いものを摂ればすぐ昔の症状が現れます。これからも、無理なくこの食生活を続けていくのは、飽食ともいわれるこの現代を生きる中、様々な誘惑があると思います。私の場合、腸が大改革されただけで、もう目的の殆どは達成されたような気になっているところがあり、最近、ちょっと油断しているかな、という点もあります。例えば、ずっとセーブしていたパンをしばしば食べるようになったり、おかずの量がごはんより増えたり、秋になって食欲が出てきて、良く噛むことや腹八分目を忘れてきたり・・・。家族が美味しそうにクリームパンやケーキ、梨や桃などほおばっていると正直つらくなることもあります。でも、これもありのままの自分の姿だし、
100%でなくても、時には60%くらいでもとにかく続けることかな、と思っています。

 岡田恭子先生、真摯なご指導をいつもありがとうございます。先生との出逢いによって、健康になり、大げさではなく、人生が変わりました!! 後期もビシビシ、ご指導のほど、よろしくお願いいたします!


 恭子から一言


以前の弱かった時代の私と全く同じの状態の方でした。

食事を改革するだけで、こんなにも、健康状態になることを体験していただけました。
私のお教えすることを、疑いつつでも素直にすべて実行してくださいました。
その結果、虚弱が丈夫になり、さらに、考え方も健康で明るくなり、自信ができてきました。
はつらつとお元気に明るくなり、もともと持っていた魅力的なお人柄が、きらきらと輝いています。
あとは、ご自分でもおっしゃっているように、長年の身体の習慣、考え方の習慣が根本からしっかりと、健康に開運していくように、油断することなく、楽しく励んでいただきたい、と思っています。
人のために尽くす、というお人柄が、開運に役立つと思います。
ここまで変わってこられて、私もうれしいです、ありがとうございました!

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頭痛、うつ病、肩こり、便秘、花粉症